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前項で、ハード以外の、ソフトは全て「ファイル」として管理されていることについて触れました。ファイルは、着目する要素によって、大きく2つの分類の仕方が有ります。
バイナリとテキストファイルとの関係については、上記を参照していただくとして、引き続き「テキストファイル」に関して………、
テキスト形式のデータを作成し、ファイルとして書き出すアプリケーションを「テキストエディタ」と言います。テキストエディタはテキスト形式だけを扱い、原則として「フォント名」「フォントサイズ」「フォントスタイル」、或いはその他の修飾機能は使えません。
Winでは、シェアウエアの「秀丸エディタ」が有名です。4000円だったかな。
私は今「TeraPad」と言うフリーウエアを使っています。ネット上から自由にダウンロード出来、無料です。
エディタは軽くてシンプルなのが一番です。ネット上にはフリーで色々有りますから、皆さんも探してみて合ったものを試してみてください。
Windows標準付属の「メモ帳」もテキストエディタです。Mac-OSXでは、「シンプルテキスト」ですかね。
メモ帳は、「書式」メニューで、「フォント名」「フォントサイズ」「フォントスタイル」が設定出来ます。これらを設定して保存したファイルは「リッチテキスト」形式になります。
テキストが文字情報のことだとすると、ワード等、ワープロソフトで作成したデータは典型的なテキストデータのような気がします。しかしワープロデータは、上記フォント情報の他、文書を体裁良く作成する為の、様々な修飾機能を付加されています。従ってワープロ文書はテキストデータでは有りません。
それに対し、 グラフィックソフトの「Illustrator」は、絵を描く為のアプリケーションで、そのファイルはテキストデータと最も縁が遠いような気がします。しかしIllustratorデータは、なんとテキストデータなのです。

%!PS-Adobe-3.0
%%Creator: Adobe Illustrator(R) 8.0
%%AI8_CreatorVersion: 8
%%For: (\211\252\221\272 \227Y) (\225\331\214c)
%%Title: (\203M\203^\201[\201A\203u\203\213\201[\203j.ai)
%%CreationDate: (9/22/2002) (8:20 AM)
%%BoundingBox: 281 246 432 647
%%HiResBoundingBox: 281.3784 246.1191 431.3311 646.9434
%%DocumentProcessColors: Cyan Magenta Yellow Black
%%DocumentFonts: BankScrD
%%+ Century
%%+ MS-Gothic
%%DocumentNeededFonts: BankScrD
%%+ Century
%%+ MS-Gothic
%%DocumentSuppliedResources: procset Adobe_level2_AI5 1.2 0
%%+ procset Adobe_typography_AI5 1.0 1
%%+ procset AGM_Gradient 1.0 0
%%+ procset Adobe_ColorImage_AI6 1.3 0
%%+ procset Adobe_Illustrator_AI5 1.3 0
%%+ procset Adobe_pattern_AI5 1.0 0
%%+ procset Adobe_cshow 2.0 8
%%+ procset Adobe_shading_AI8 1.0 0
%AI5_FileFormat 4.0
%AI3_ColorUsage: Color
%AI7_ImageSettings: 0
%%CMYKCustomColor: 0 0.38 0.94 0 (PANTONE 138
上左図がIllustratorで描いたイメージです。
それを其のままIllustrator形式で保存し、そのファイルをメモ帳で開いたものが、上右のテキストです。こんな文章が延々と続きます。
Illustratorのデータは、ポストスクリプトと呼ばれるページ記述言語で記述されたテキストデータです。
ここはパソコンのサイトで、Illustratorに付いてのサイトでは無いので、これ以上詳しい説明はしませんが、意外なところでテキストファイルは顔を出します。
ホームページを表示するHTMLファイルも、タグと言うものが付いたテキストファイルです。
同じコード体系を使用している限り、テキストファイルは最も互換性の有るファイル形式です。その為主要なアプリケーションの多くは、テキスト形式に対応しています。
その性質を利用して、アプリケーションやOSの違いを超えて、データの受け渡しが出来ます。
或るワープロソフトで作成したデータを、別のワープロで使いたいが、元々のデータでは開けない、と言うことが有り得ます。その場合テキスト形式で保存して置けば、別のワープロでも開くことが出来ます。
その際、フォント情報や,色々な修飾情報は失われますが、最低限テキスト文書だけは使うことが出来るので、新たに打ち込む必要はなくなります。
一旦テキスト形式で取り込んでから、取り込み先のワープロで修飾編集をしなおせば良いのです。
或いは、EXCELで住所録を作成してあった、とします。
このデータを、「葉書宛名ソフト」の住所録データに活用したい、と言う場合もテキストデータ形式が活用出来ます。
テキスト形式のバリエーションとして、CSV形式と言うのが有ります。EXCEL等、表の体裁を持ったデータを、セルごとのデータをカンマ(,)で区切って保存するテキスト形式です。
CSV形式も幅広いアプリケーションでサポートされており、CSV形式で書き出されたEXCELデータを、葉書宛名ソフトで開けば、そのソフトがデータを解析し住所録データとして活用出来ます。
電子メールはテキスト形式で送受信されます。
電子メールに限らず、テキスト形式ファイルは、Mac、Win間で自由に受け渡しが出来ます。
只、Mac、Win間で注意を要する問題が有ります。「機種依存文字」です。
つまり、Winでは表示されるがMacでは表示出来ない場合がある文字のことです。
、
、
等の丸文字、
、
、
等がそうです(このほかにも有りますが)。
電子メールや、ホームページにこれらの文字を使うと、Macでは正常に読むことが出来ない場合が有ります。
※ ここではMacでも上記の文字が読めるはずです。このページでは上記の「文字」は、テキスト入力ではなく、gifイメージで表示して有ります。
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|---|
コード体系の違いによる「文字化け」は、前頁で触れました。
上記の機種依存文字もこれに該当します。
ここでは、テキストファイル以外のバイナリファイルを、テキストとして開くことによる文字化けです。
このことは、テキストファイルとバイナリファイルの関係を知る上でも、色々参考になります。
上記掲載ギターのイメージデータを、このサイトに掲載する為、JPEG形式に書き出したファイルを、やはりメモ帳で開いたものです。
上記掲載の、Illustratorデータをメモ帳で開いたものと比較して下さい。
上記のIllustratorデータも、私が見て、なにが書いてあるのか、殆ど分かりませんが、それでも何となく意味の或る文章が並んでいることだけは分かります。テキストデータだからです。
しかし、左図のJPEGデータは、もう何が描いてあるか、さっぱり分かりません。
テキストキャラクタが、並んでいることは分かりますが、全く意味有る文章の体をなしていません。
前述したように、バイナリデータは、CPUが理解出来る様にアプリケーション独自の決まりに沿って、記述された2進数字です。
この2進数を、テキストエディタでテキストデータとして開いた場合、2進数の配列が、エディタのコード体系に基づいてテキストに変換され、この様な全く意味の無いキャラクタの羅列として表示されるのです。